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2016年12月スイッチOTC医薬品の要望一覧とその背景 [スイッチOTC]

2016年12月スイッチOTC医薬品の要望一覧とその背景

平成28年8月から随時募集されてきたスイッチOTC医薬品の候補となる成分の要望募集で提出されたリストが公開されました。
厚生労働省スイッチOTC医薬品要望リスト




スイッチOTC医薬品の要望募集案件について
スイッチOTC医薬品への要望リストには16成分が記載されております。
その中には1年ほど前にも名前を連ねていた品目もありますので背景も踏まえながら確認してみました。

○ヒアルロン酸ナトリウム(ヒアレイン点眼液)
1年ほど前にもスイッチOTC医薬品候補として名を連ねています。
日本眼科学会の見解ではスイッチ化の可能性について、候補成分とすることに大きな問題はないとの見解に至っています。

○オメプラゾール・ランソプラゾール・ラベプラゾール(オメプラール・タケプロン・パリエット)
1年ほど前にもスイッチOTC医薬品候補として名前が上がっていました。
日本消化器学会の見解ではPPIのOTC化は時期尚早という見解を表明しています。
PPIに関しては、アメリカで2009年にオメプラールとタケプロン、2014年にネキシウムがスイッチOTC医薬品として販売されている経緯があるため名前が上がっているものと思われます。

○レバミピド(ムコスタ):胃薬
今回初めてスイッチOTC化候補にあがりました。
類似薬のセルベックスがOTC化していることもあり(セルベール)、選択肢としてはありなのかもしれません。

○リザトリプタン・スマトリプタン・エレトリプタン・ナラトリプタン・ゾルミトリプタン
(マクサルト・イミグラン・レルパックス・アマージ・ゾーミッグ):片頭痛薬
イギリスでは片頭痛薬としてアマージ・イミグランがスイッチOTC医薬品として販売されています。片頭痛薬は単価が高い医薬品ですのでOTC化することで医療費削減につなげることが狙いと考えられます。


○レボノルゲストレル(ノルレボ):緊急避妊薬
需要はみこめるかもしれませんが、スイッチ化はどうでしょう

○ベタメタゾン酪酸エステル(アンテベート軟膏)
医療現場で一番使用されているステロイドです。(NDBオープンデータより)
ステロイドランク:ベリーストロング(上から2番目の強さ)
現在スイッチOTCとして購入できるステロイド軟膏のうち一番強いものは
フルコートF軟膏(ストロング)
ベトネベートN軟膏AS(ストロング)
ですので、その一段階上のランクの薬が要望として上がっています。
医療現場で使用されているステロイドを見てみると
アンテベート・マイザーなどのベリーストロングクラスが上位を占めていることがわかります。これらをスイッチOTC化してしまうと病院へ行く人が減るような気もします。
2015年3月時点でのスイッチOTC化案(PPIや片頭痛薬などに関して)





医療用医薬品の中で使用量の多いステロイド軟膏リスト(NDBオープンデータより)
○クリンダマイシン(ダラシンTゲル・ローション)
ニキビ治療の抗生剤
OTC医薬品で抗生剤入りの軟膏はいくつかありますが、クリンダマイシンはまだありません。

○メロキシカム(モービック)
関節痛・腰痛・肩こり
劇薬のNSAIDSで半減期が24時間と長めの薬です。
半減期が長いということは体から排泄するまでに時間がかかるという意味でもありますので、市販薬として使用していいかどうかは難しいところかもしれません。

○フルチカゾン(フルナーゼ点鼻駅)
ステロイドの点鼻薬です。
既にOTCで発売されているステロイド点鼻薬には
コンタック鼻炎スプレー(ベクロメタゾン)
ナザールAR(ベクロメタゾン)
コールタイジン点鼻液(トラヒドロゾリン・プレドニゾロン)
があります。

○ヨウ素ポリビニルアルコール(ヨード点眼・洗眼液)
目の殺菌・消毒洗浄

これらの品目について学会見解、評価検討会議を踏まえてスイッチ化の妥当性について
「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」などで公表されます。

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