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薬剤耐性(AMR)に関する小委員会の設置 [多剤耐性菌]

薬剤耐性(AMR)に関する小委員会の設置

厚生労働省は2016年6月10日、厚生科学審議会感染症部会対して「薬剤耐性(AMR)に関する小委員会」を設置することを提案し、了承されました。

薬剤耐性に関する小委員会のもとに「抗微生物薬の適正使用に関する作業部会」「薬剤耐性に関するワンヘルス・サーベイランス作業部会」を設置して、適正使用や薬剤耐性対策の施策についての検討が行われる見通しです。

薬剤体積ん感染症には
・多剤耐性アシネトバクター感染症
・多剤耐性緑膿菌感染症/薬剤耐性緑膿菌感染症
・バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症
・バンコマイシン耐性腸球菌感染症
・ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
・メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症

などがありますが、昨今話題となっているのが「カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症でしょう。

NIID国立感染症研究所の報告によると、2014年9月~2015年8月までの1年間の届け出状況が報告されているのですが、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症に関しては1321例の届け出があり、年齢中央値76歳(65歳以上が1020例)、死亡例は52例となっています。

カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の症状については尿路感染症が440例、次いで菌血症・敗血症(309例)、肺炎(303例)と続きます。

薬剤耐性は526例がイミペネムトセフメタゾール、420例がメロぺネム、334例は両薬剤に確認されています。
カルバペネム耐性菌に関する届け出状況(NIID国立感染研究所)




JANISによる薬剤耐性菌感染者報告
また、厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業(JANIS)の2015年時点での薬剤耐性菌感染症患者数が報告されています。551の医療機関を対象としたデータですが、月ごと、診療科ごとの報告例がまとまっています。

WHOの総会では薬剤耐性に関するグローバル行動計画を採択し、加盟国に2年以内の国家行動計画の策定・実行を求めています。薬剤耐性(AMR)に関する小委員会の設置は、これを受けてのものかもしれまれん。新たな抗菌薬が開発されるという情報はなかなか見えてきませんので、薬剤耐性菌に関する早急な対策が求められます。


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