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カルシウム製剤の特徴について(レモンと一緒にカルシウム製剤を摂取すると効果的?) [骨粗しょう症]

カルシウム製剤の特徴について(レモンと一緒にカルシウム製剤を摂取すると効果的?)

骨粗鬆症などに処方されるカルシウム製剤の特徴についてまとめてみました。

骨粗鬆症に適応を有するカルシウム製剤は
アスパラカルシウム
リン酸水素カルシウム
という2剤のみです。

乳酸カルシウムには低カルシウム血症に起因するテタニー、妊婦・産婦の骨軟化症、発育期におけるカルシウム補給という適応はありますが、骨粗鬆症についての適応はありません。(しかし、骨粗鬆症に処方されるケースをよく目にします)

一般成人に必要なカルシウム摂取量は1日1200mg程度と言われています。食事で500~600mgを摂取し、残りを薬で補うという治療が一般的で、食事からのカルシウム摂取量との総和で決定されます。

骨密度に対する効果を確認してみると、カルシウム製剤に関する報告についてのメタアナリシスでは、わずかですが有意に骨密度を上昇させるという効果があるという報告があります(2006年~2007年)。カルシウム剤の有効性評価はBとなっています。

摂取量
アスパラカルシウム1錠でCaを22.3mg含有 3~6錠/3×(Caの1日量:66.9~133.8mg)
乳酸カルシウム 1g中にCa130mg含有 2~5g/3×(Caの1日量:260~650mg)
リン酸水素カルシウム 1g中にCa330mg含有 3g/3×(Caの1日量:990mg)

カルシウム製剤の吸収量は一定ではなく、水溶性の高い製剤ほど吸収率が良い傾向にあります。また、小腸はアルカリ性であるため、遊離しているカルシウムが不要性の塩を作成してしまい、吸収量の低下を助長します。そのため含有量だけを考えるとリン酸水素カルシウムの含有量が高いのですが、吸収量を加味すると乳酸カルシウムが有用であるというデータがあります。(33%ほど吸収されるというデータあり)

一般的にカルシウム剤は個人のカルシウム吸収能を凌駕して投与されると便秘を引き起こすことが知られています。そのため便秘が起こった場合は投与量を減ずる必要があります。
カルシウム製剤単独では高カルシウム血症を起こすことは稀です。

2016年4月21日付の報告として、レモン果汁とカルシウムとの併用が骨密度の維持に有用というデータが清涼飲料水のホームページに記載されているのを目にしました。具体的には44名の中高年女性を対象として、レモン果汁飲料1本200mlあたりレモン1個分の果汁30ml、カルシウム350mgを含む飲料を毎日1本摂取して、1、3、5か月後の骨密度の変化をフォローしたデータとなっています。
レモン果汁とカルシウム摂取による骨密度への影響




カルシウム製剤の吸収、便秘、保険適用について
結果は6か月後の骨密度がわずかに上昇、骨破壊が減少しているデータとなっています。私の推測ですが、レモン果汁に限らずカルシウム製剤を酸性溶液と一緒に服用すると、胃より下流の消化管内(アルカリ性下)でカルシウムイオンとして存在する量が増すために吸収量が増加することが要因ではないかと思います。

酸性溶液を利用して、カルシウム製剤の吸収量をUPさせるという良い発想かと思いました。一度に摂取するカルシウム量として350mgが多い?かどうかはわかりません。服用者が便秘になっていなければ問題ないかなと感じました。

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