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アスピリンによる消化管ガンリスクの抑制効果について [大腸がん]

アスピリンによる消化管ガンリスクの抑制効果について

アメリカで定期的にアスピリンを服用している患者さんに関して、ガンリスクの低下作用との関連を検討するコホート研究の結果が公開されました。

13万5965人を対象としてアスピリン長期使用とガンリスクとの関連を調査したところ、全ガン発症リスクはアスピリンを週2回以上使用すると、その発症リスクが3%ほど低下することがわかりました。

さらに部位ごとのガン発症リスクを検討したところ、乳がんや肺がん、前立せんがんなどとの関連は認められられなかったものの、胃食道がん、大腸がんなどの消化管ガンでは15%ほど低下することがわかりました。

日本国内でもアスピリンと大腸ポリープ抑制に関する7000人規模の大規模臨床試験が行われている最中ですが、一足先に海外でのデータが公開となりました。
国内における低用量アスピリン服用と大腸ポリープの再発抑制効果について




長期間のアスピリン使用とガンリスクの関係
消化管ガン予防として使用されるアスピリンの期間および用量は最低でも6年間の定期服用し、用量は少なくとも週0.5~1.5錠のアスピリンを服用する必要があるようです。

著者らは、この研究結果は観察研究であるとしつつも、アスピリンの使用が安価がガンリスク予防の可能性を有しているとまとめています。


2014年に311名を対象として行われた国立がん研究センターでのアスピリンと大腸ポリープ再発抑制のデータでは40%程度、ポリープの再発を抑制したというデータがあります。ポリープとガンでは発症率が違うわけですが、国内での小規模データでは欧米人で報告されている割合以上の良い結果が報告されています。

アスピリンの消化管への作用に人種差があるかどうかはわかりませんが、国内での大規模臨床データがどのような結果となるか楽しみなところです。

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