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食事からのマグネシウム摂取量が虚血性心疾患発症リスクを減少させる [循環器]

食事からのマグネシウム摂取量が虚血性心疾患発症リスクを減少させる

国立がん研究センター及び国立循環器病研究センターは2017年9月7日、食事からマグネシウムを多く摂取した人は、心筋梗塞などの虚血性心疾患を発症しにくいというデータを公表しました。
食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患発症との関連






Clinical Nutrition誌、電子版2017年8月24日:Dietary Magnesium Intake and Risk of Incident Coronary Heart Disease in Men: A Prospective Cohort Study
日本人8万5千人を約15年間追跡調査したデータによると、食事からのマグネシウム摂取量が増えるほど、虚血性心疾患リスクが低下する傾向が確認されたと報告しています。

男性ではマグネシウム摂取量の一番多いグループの虚血性心疾患発症リスクが、一番少ないグループより34%低く、女性では29%低いというデータとなっています。

ミネラルは食事から摂取する必要がある栄養素の一種で、その内カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの陽イオンを多く摂取することは循環器疾患の予防に有効であるというデータが欧米で報告されています。(ナトリウムを除く)
食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患発症との関連






Clinical Nutrition誌、電子版2017年8月24日: Magnesium Intake and Risk of Incident Coronary Heart Disease in Men: A Prospective Cohort Study
一方で、マグネシウムの単独摂取に関する研究結果を統合したメタ解析(複数の研究結果を統合し、より高い見地から分析・統計解析する事)の報告では、マグネシウム摂取と脳卒中・虚血性心疾患との関連は見られないという報告があります。

今回の国内報告のポイントは“食事から摂取したマグネシウム“という点です。魚・野菜・果物・大豆などの食品はマグネシウムなどのミネラルを多く含んでおり、循環器疾患の発症リスクを低下させることが報告されています。

そのため食事からマグネシウムをしっかり摂取している方々は、普段の食生活で循環器疾患の予防を行なっていると解釈してもいいのかもしれません。

以上のことを踏まえますと、普段の食生活で暴飲暴食を繰り返しながら、マグネシウムのサプリメントの摂取を開始してみたり、処方薬として「酸化マグネシム」の服用を開始してみても、おそらく大きな成果には繋がらないかなと私は思います。
食事からのマグネシウム摂取量と虚血性心疾患発症との関連






Clinical Nutrition誌、電子版2017年8月24日: Magnesium Intake and Risk of Incident Coronary Heart Disease in Men: A Prospective Cohort Study
2017年9月8日の読売新聞の記事として本件が載っていましたので、正しい情報を患者様にお伝えできればと思います。

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