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頻尿症状(トイレの回数が多い)と高血圧(塩分摂取量)について [頻尿症状]

頻尿症状と塩分摂取量(高血圧症)関して

秋から冬にかけて気温の低下とともに、トイレの回数が増えて困るというお話をよくききます。頻尿症状改善薬が処方されるケースもあれば、食生活や飲水量で対処するケースもあるかと思います。第22回日本排尿機能学会において興味深いデータ報告がありました。

食塩摂取量と排尿(夜間のトイレの回数)との相関関係について
患者さんの尿を採取して、尿中のナトリウム値をしらべることで推定食塩摂取量を割り出し、塩分摂取量とトイレの回数を検討したデータです。
データでは低食塩摂取郡(7.3g)と高食塩摂取郡(11.4g)の2郡に分けて排尿量・排尿回数について検証しています。

その結果、排尿回数、排尿量ともに昼間、夜間を問わず高食塩摂取群のほうが多いというデータとなっています。さらに、推定食塩摂取量と排尿回数との相関を調べたデータによると推定食塩摂取量は昼間より夜間の排尿回数と相関関係にあるとまとめています。排尿量に関しては昼間、夜間ともに推定食塩量との有意な関係が認められています。
夜間の排尿回数と食塩摂取量




塩分摂取と腎臓の機能について

飲んだ水が腸管から吸収されて体内に入り、腎臓から尿となって膀胱に貯まるまでに要する時間を見てみると、飲水後1時間では16%程度の水が尿にかわります。2時間後には60%、3時間後には80%、4時間で90%、5時間で95%、6時間でおよそ100%の尿を排泄するというデータがあります(あくまで目安であり腎機能により異なります。)
また、1日の平均尿量は1000~1500ml、1回200~400mlが一般的な尿量と言われています。
食事に含まれる固形物から摂取できる水分を計算すると(味噌汁や食事中に取るお茶を除く)約600~800mlの水分をとることがきます。(1日3回食事を取る場合1回の食事中に含まれる固形物から200~250mlの水分を摂取している計算になります)

これらのデータから考えると、薬局でお薬をお渡しする時に、夜間頻晩症状を訴える患者さんに対して、頻尿の要因となるポイントをお伝えできるかもしれません。

・減塩をすることが夜間頻尿の回数を減らすことができるという報告があります
・塩分摂取量が多いために水分摂取量が多くなり、排尿回数が増えることが想定されます。
・晩ごはんを食べ、食事中にコップ1杯の水分をとるとおよそ400ml(トイレ1回分)の水分を摂取したことになります。そこから寝るまでの時間が3~4時間ほどあれば食事中に摂取した水分はおおむね排泄されることが予測されます。
・食後に入浴する場合は、食事による水分摂取量+入浴後の水分摂取量を加算し、そこから寝るまでの時間を勘案して夜間頻尿の程度を割り出すことになります。

生活実態は個々で異なりますので頻尿症状を訴える場合は、具体的な塩分摂取量やタイムスケジュールを把握することが改善につながるのかもしれません。
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