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虚血性脳卒中の発症および出血リスクに関するNOACとワーファリンの比較データ(デンマーク) [抗凝固剤(NOAC)]

虚血性脳卒中の発症および出血リスクに関するNOACとワーファリンの比較データ(デンマーク)

2016年6月デンマークのチームにより心房細動患者さんへワーファリンまたはNOACが投与されたときの比較データが公開されました。
ワーファリンとNOAC3剤の比較データ




NOACデータのまとめ
非弁膜症性心房患者さん61678名を対象としたデータ解析です。

投与薬剤
ワーファリン:35436名
プラザキサ150mg:1日2回:12701名
イグザレルト20mg:1日1回:7192名
エリキュース5mg:1日2回:6349名

解析結果
虚血性脳卒中のリスクに関してはNOACsとワーファリンとで有意差はありません。

投与開始後、最初の1年間の追跡期間中のデータでは虚血性脳卒中または全身性塞栓症の発症リスクはワーファリン3.3%に比べてイグザレルトが3%と低いデータとなりました。
ハザード比:0.83(95%信頼区間:0.69~0.99 有意差あり)
プラザキサ(2.8%)、エリキュース(4.9%)のハザード比はワーファリンに比較して有意差はみられませんでした。

年間死亡リスクに関してはワーファリン(8.5%)と比較して
エリキュース5.2%(ハザード比:0.65、95%信頼区間:0.56~0.75有意差あり)
プラザキサ2.7%(ハザード比:0.63、95%信頼区間:0.48~0.82有意差あり)
イグザレルト7.7%有意差なし
というデータとなっています。

出血性リスクに関してはワーファリン(5.0%)と比較して
エリキュース3.3%
プラザキサ2.4%(ハザード比0.62、95%信頼区間:0.51~0.74)
イグザレルト5.3%(年間出血リスクはワーファリンと同等)

結果
「3種類のNOACsはワーファリンの代替治療として安全で効果的であることが示唆されます。虚血性脳卒中リスクにおいてはNOACsとワーファリンとの間に有意差はないものの、死亡リスクや出血リスク、重大な出血リスクに関してはワーファリンと比較してエリキュースとプラザキサで有意に低いというデータとなった」とまとめています。

過去のNOACsに関するデータも加味しながらワーファリンとの比較データを認識していければと思います。


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