So-net無料ブログ作成
ED治療薬 ブログトップ

シアリス錠の効き目について [ED治療薬]

シアリス錠の効き目について

私が勤務する調剤薬局でシアリス錠(勃起不全治療薬)を採用することになりました。そこで薬物体内動態について、正確な知識を得るために調べてみました。ED治療薬のバイアグラやレビトラとは服用後30分~1時間半くらいで効果を発揮しますが、シアリス錠は服用後36時間まで有効性が確認されています。(性的刺激でED改善する効果が認められています。)この理由および良い使用方法などを確認するためインタビューフォームをチェックしてみました。

○効能効果
シアリス錠を使用することで、陰茎組織への血流が増加して勃起が達成されます
性的刺激により効果が生じます
使用者の60~80%の効果がみられることから、一般的な医薬品と同程度の有効性であることがわかります。

服用後3時間後あたりに効き目がピーク(最高血中濃度)となります。
服用後、半日経過するごとに効き目が半分ほどまで低下していきます。

例:シアリス20mg使用した場合
服用3時間後に効き目がピークを迎えます
服用12時間後には、効き目がシアリス10mgを使用したときのピーク程度の効果となります。
服用24時間後には、効き目がシアリス5mgを使用したときのピーク程度の効果となります。
服用36時間後には、効き目がシアリス5mg服用後12時間後程度の効果となります。

このため製薬メーカーは使用後36時間後まで有効性が確認されていると表現しています。

○連日服用する場合
シアリス錠の半減期は14時間前後です。
(投与間隔24時間)÷(半減期14時間)=1.71となります
1.71<3であることから、この薬には定常状態(効き目が安定してれられる状態)が存在します。定常状態を得るには(半減期14時間)×(4~5倍)=2~3日(56~70時間)
つまり2~3日連続服用するとこの薬の効果を最大限引き出せることになります。
例:シアリス20mgを使用した場合
1日目:服用後3時間後のピーク(最高血中濃度)はおよそ300~340μg/Lですが
2日目~3日目:服用3時間後のピーク(最高血中濃度)を計算すると450μg/Lまで上昇します。2日~3日連続使用すると効き目が40%ほどアップします。

つまりシアリス錠を一度に3錠以上処方してもらえば、1錠使用して36時間効果を持続させるという選択肢と、2~3日連続服用して定常状態時の効果(1.4倍)を体感するという選択肢の両方のを得られることになります。
(添付文書記載通り1日の服用回数は1回まで、投与間隔は24時間以上とします。)

○高齢者(65~78歳)が服用した場合
・シアリス錠服用後の効き目が少し早くあらわれることがある(ピークは服用2時間後です)
・シアリス錠の効果が体から抜けるまでに時間がかかるため、効果が長く続く(25%ほど効き目が増える)

○食事の影響
食後に飲んでも空腹で飲んでもあまりかわりません。誤差の範囲です。
薬物動態データを細かく見ると、食後にシアリス錠を飲んだ方がシアリス錠の吸収量は少しだけ増えます。そのため効き目も少しだけ増えます(誤差の範囲です)。
空腹でシアリス錠を使用すると効果時間が早まります。食後にシアリス錠を飲むと2時間半後にピーク(最高血中濃度)を迎えますが、空腹でシアリス錠を飲むと2時後にピークを迎えます。食事の有無ので効果発動時間が変わることは頭に入れていてもいいかもしれません。
~アルコールを飲んだあとにシアリス錠を飲むと~
シアリス錠とアルコールとの併用によって、シアリス錠の効き目が変わることはありません。血中濃度及び効果時間が変わらないことから強まることも弱まることもありません。

○注意事項
・硝酸剤、一酸化窒素剤投与中の患者さんは禁忌
・CYP3A4阻害剤(クラリスやGFJなど)との併用でシアリスの効き目が強くなってしまう
・降圧剤の効き目が強くなる可能性がある
・頭痛、ほてり、消化器症状、筋肉痛などの副作用が報告されています

初めてシアリス錠を使用する患者さんには、効き目、効果時間などを具体的に説明できれば患者さんの期待にそえるのではないかと考えています。




バイアグラ・シアリス・レビトラの薬理学的特性について
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康
ED治療薬 ブログトップ