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4.Do処方でコレステロールの薬をお渡ししている患者さんへの薬歴について [薬歴]

4.Do処方でコレステロールの薬をお渡ししている患者さんへの薬歴について

このブログでは何度か記載しておりますが、Do処方がずっと続いている患者さんへお薬をお渡ししたあと、薬歴に記載する内容について、私なりの考え方、薬歴の記載内容を検討してみます。
今回は抗コレステロール薬をお渡しした時の薬歴について記載します。

抗コレステロール剤の添付文書から副作用頻度を確認してみますと、筋肉痛や肝機能障害の割合が比較的高く、次いで消化器症状、頭痛、めまい症状、腎機能低下と続いています。Do処方が続いている患者さんに対して、起こりうるかもしれない副作用についての注意喚起というニュアンスを含めながらこれらの内容を話し言葉に置き換えて文章化してみます。

◎筋肉痛に関する薬歴
コレステロールの薬を服用することで生じる筋肉痛の原因ははっきりとは解明していませんが、以前このブログで記載した
「筋肉組織のアポトーシスにより筋肉が分解されることが原因」




という説を有力と考え薬歴内容を記載してみます。また、筋肉痛という言葉をなるべく使わずに具体的な自覚症状を別の言い回しで伝えることでバリエーションをもたせた記載をしてみました。

・数日内に体を動かしたことが無いのにも関わらず、左右均等な体の痛み、むくみ、だるさを感じることがあれば、この薬を使用したことによって生じる体の痛みである可能性がゼロではありませんので、すぐに先生に伝えるようお願い致します。

・この薬は長期間使用していても、100人中数人の割合で体の痛み、筋肉の疲労感、だるさといった副作用が起こりえます。特に体を動かしたという記憶がないのに左右同時に痛みやだるさを感じる場合は、一度先生に伝えるよう心がけましょう。

・急な運動をしたわけでもないのに、両肩や両腰に鈍い痛みを感じたり、重いものをもつ手の握力が低下するといった筋肉に関する不調を感じることがあれば、念のためですが一度先生に伝えて検査を受けることをおすすめします。

・過度な運動をしていないのも関わらず、手足のつかれや、太もも・ふくらはぎのこむら返り、痙攣が頻回する場合は筋肉トラブルの可能性があります。この薬が原因かどうかはわかりませんが、念のため主治医へ連絡をして検査してもらうよう指導しました。

◎筋肉痛以外に関する薬歴

・定期的に採血検査をしていれば問題ないのですが、しばらく検査をしていない患者さんの場合、つかれやすさ、食欲低下、飲酒量の低下、皮膚の痒みなどの症状を慢性的に感じることがあれば早めに先生に相談しましょう。(肝機能障害の前兆を確認する目的です)

・長期間飲み続けている人の中には腹痛・便秘といった消化器症状に関する体調変化を訴える方が稀におります(100人に1人ほど)。こまめな水分補給やバランスの良い食事で改善される方もおりますが、胃腸の違和感が長く続く場合はこの薬の服用作用の可能性もありますので一度主治医に相談しましょう。

・長期間飲み続けている人の中に頭痛・頭重感の自覚症状を感じる方が稀におります。慢性的に続く場合は一度先生に相談してみましょう。

・定期的に採血検査をしていれば問題ないのですが、しばらく検査をしていない患者さんの場合、体のむくみや・だるさを訴える方がおります。この薬が原因かどうかはわかりませんが、腎臓の機能が低下したことによる自覚症状の可能性がゼロではありませんので、そのような症状がある場合は早めに受診しましょう。

頻度はさまざまですが、お薬を使用すると発疹かゆみなどの皮膚トラブルが生じる可能性がゼロではありません。特に変わった食べ物を食べたなどの心当たりがないのにも関わらず、急な発疹痒みを感じることがあれば一度皮膚科を受診しましょう。その際は現在飲んでいる薬について皮膚科医に伝えましょう。

患者さんの中の薬識を少しでも増やしてもらいたいという思いと、健康に対する疑問に気づくことができるようにという思いを込めて上記内容を患者さんに伝、薬歴に記載することを心がけております。

私は電子薬歴を使用しているので文章登録機能や、Windowsの単語登録機能を利用して上記文章の要点を登録して薬歴の一部に組み込んでいます。
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