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使用量の多いステロイド軟膏・抗真菌薬・痛み止めの貼り薬を確認する [ステロイド軟膏]

使用量の多いステロイド軟膏・抗真菌薬・痛み止めの貼り薬を確認する

NDBオープンデータ(レセプトデータ)から国内での使用量の多いステロイド軟膏・抗真菌薬・痛み止めの貼り薬を確認してみました。

~ステロイド軟膏の使用量(院内・院外・入院の合計)~
1位:アンテベート軟膏(very strong)
2位:マイザー軟膏(very strong)
3位:リンデロンVG軟膏(strong)
4位:ロコイド軟膏(mild)
5位:アンテベートローション(very strong)
6位:デルモゾール軟膏(strongest)

よく効く薬が上位を占めています。ステロイド軟膏の基本的用法“効果的な軟膏を短期間に使用する”というルールブック通り、very strongであるアンテベート・マイザーが1位2位にあります。

抗生剤を含むステロイド軟膏“リンデロンVG”は、その使いやすさから院内処方・院外処方・入院処方においてバランスよく使用されており3位となっています。

小児の皮膚および一般成人の顔に使われることが多いロコイド軟膏は4位、頭皮への使用が多いアンテベートローションは5位となっております。いずれも院外処方での使用量が多いことから、顔はロコイド軟膏、頭皮はアンテベートローションという選択がスタンダードとなっているように思われます。

Strongestデルモベート軟膏は院内処方および院外処方では上位30位に含まれておらず、入院患者さんに使用されている外用薬の30位にランクインしております。使用量は上位5品目と比較すると30分の1以下となっていることから、入院している重症例の入院患者さんに使用されている薬という結果かと思われます。

また、ステロイド軟膏ではありませんが、アズノール軟膏・レスタミンコーワクリームの使用量は非常に多いことがわかりました。(アンテベート軟膏と同程度使用されています)。特に入院での使用量が多いことから、「ステロイド軟膏よりも使いやすい・保湿剤としてたくさん使用することができる・全身にまんべんなく使用できる・褥瘡部位に使える」といった理由で使用されていることが示唆されます。

~抗真菌薬の使用量~
入院・院外・院内ともに
ルリコンリクーム1%・ニゾラールクリーム2%・ラミシールクリーム1%・ゼフナートクリーム2%が上位を占めています。
抗真菌薬の力価比較




NDBオープンデータ(厚生労働省)
ステロイド軟膏のときと同様に、抗真菌薬でも“効き目がよい薬がよく使用されている”というイメージでよいかと思います。

白癬菌に対する抗真菌薬の力価を確認してみると
ルリコン>アスタット>ラミシール>ゼフナート>アトラント>エンペシド>ニゾラール

カンジダに対する抗真菌薬の力価を確認してみると
ニゾラール>エンペシド>アトラント>ルリコン

となっておりますので、ルリコン・ラミシールは白癬菌に使用され、ニゾラールはカンジダに使用されていることがうかがえます。

~痛み止めの貼り薬~
モーラステープ(L40mg、20mg)>ロキソニンテープ(50mg,100mg)>セルタッチパップ70>アドフィードパップ40>ゼポラスパップ40
という順位でした。

モーラステープのジェネリック医薬品では「パテルテープ」の使用量が多く、ロキソニンテープのジェネリック医薬品では「ロキソプロフェンNaテープ「科研」」の使用量が多いことがわかりました。

“痒み止めのステロイド軟膏、抗真菌剤、痛み止めの貼り薬“の使用量に共通して言えることは患者さんが”効いている“と実感できる製品(よく効くと考えられる製品)が選択されていることです。

“発疹や水虫による痒み”や“痛み”は体感としてはっきり主張できますので、それを1日でも早く治療するために“効く外用薬“を選択されていることがわかりました。

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