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社会保障制度に関する財務省の提示 財政制度分科会(財務省案)平成29年4月20日資料 [医療ニュース]

社会保障制度に関する財務省の提示 財政制度分科会(財務省案)平成29年4月20日資料

平成29年4月20日、財務省の財政制度分科会により社会保障に関する財務省案が公開されました。
ク社会保障に関する財務省案(全56ページ)




社会保障に関する財務省案参考資料(全79ページ)
診療報酬改定のたびに財務省は厚生労働省に対して、独自の「社会保障費減額論」を提案します(平成28年度改定時にもありました)。しかし、ここに記載されている内容は“財務省案”であり、本当に必要に迫られた内容は容認されるかもしれませんが、おおむね棄却される印象があります。今回はどのように扱われるでしょうか。

調剤薬局関連の財務省案について以下にまとめます。

~保険負担割合~
年齢により異なる負担とするのではなく、資産の保有状況等も含めて負担能力に応じた負担とし、全世代で支えあう仕組みを構築

~薬価制度の抜本改革~
・市場拡大に速やかに対応するために、新薬収載の機会を最大限活用して、年4回薬価を見直す。

・毎年薬価調査を行い、薬価改定を行う。価格乖離の大きな品目について薬価改定を行う。

・新薬創出・適応外薬解消等促進加算制度をゼロベースで抜本的に見直す

・有効性・安全性・費用対効果の高い薬には薬価を引き上げる(費用対効果評価を本格的に導入する)
ク社会保障に関する財務省案(全56ページ)




社会保障に関する財務省案参考資料(全79ページ)

~薬剤費・自己負担率~
・薬剤自己負担の引き上げについて、薬剤の種類に応じた保険償還率の設定や一定額までの全額自己負担といった諸外国の例も参考としつつ具体的内容を検討、実施すべき

・後発医薬品の使用割合について70%までの目標を設定した際に想定していた伸び率も踏まえつつ、80%とする目標の達成時期を2020年度までのできるだけ早期に設定する

・後発品の平均価格を超える部分については、原則、自己負担で賄う仕組みを導入すべき。

・先発医薬品価格のうち後発医薬品に係る保険給付額を超える部分の負担の在り方について、関係審議会等において検討し、2017年央における後発医薬品の数量シェア目標の進捗評価の時期を目途に結論

~調剤報酬関連~
・対物業務から対人業務へ評価を重点化し、さらなる抜本的な適正化を行うべき

・いわゆる門内薬局や門前薬局などの業務実態等、様々な形態の保険薬局が実際に果たしている機能を精査したうえで、院内調剤と比べてどの程度の機能を果たしているかという観点も含め、報酬のあり方を検討すべき

このように、いろいろ財務省案として記されていますが、実際はこのような改訂とはならないと思います。平成28年度診療報酬改定の半年ほど前、平成27年10月30日に財務省案が提示されたのですが、平成28年度の診療報酬は財務省案とは程遠いものとなっていた印象があります。
過去)平成27年10月30日に提示された財務省案について




財務省による社会保障案平成29年4月20日
厚生労働省を中心として、平成30年度の診療報酬改定に関する議論が始まろうとしていますが、それに対する布石として財務省が、まず先に放り込んできたという印象でとらえておいてよいのではないでしょうか。

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