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薬価制度の抜本改革について・後発医薬品への移行が進まない薬剤リスト [薬価制度]

薬価制度の抜本改革について・後発医薬品への移行が進まない薬剤リスト

2017年8月9日、厚生労働省の中央社会保険医療協議会において“薬価制度の抜本改革(その13)”が公開されました。
薬価制度の抜本改革(その13)




薬価改定の経緯と乖離率
薬価制度の抜本改革(その13)では、後発医薬品・長期収載品・新薬創出等加算に関するこれまでの議論のまとめと、各種委員からの意見が掲載されています。

私個人的に興味深いと感じた部分は“後発医薬品を調剤しにくい医薬品の種類・剤形と主な理由(保険薬局調査)”です。

後発医薬品を積極的には調剤していない・調剤しにくい医薬品の種類と主な理由

~抗悪性腫瘍剤(38.4%)~
・効果・品質への不安 ・適応症違いも多く確認が必要
・備蓄の問題

~精神神経用剤(36.8%)~
・精神科の患者は変化することに対して不安が強い
~免疫抑制剤)(28.8%)~
・後発医薬品の情報が少ない
・臓器移植の患者は負担割合がないことが多い。万が一、副作用等により服用中止になると健康被害が出る。

~抗不安剤(24.9%)~
・患者にこだわりが強く拒む
・患者が不安に思う

~催眠鎮静剤(24.6%)~
・メンタル面が効果に影響を及ぼすことがある

~抗てんかん剤(22.9%)~
・血中濃度をシビアに見ていく薬に関しては変更しにくい
薬価制度の抜本改革(その13)




薬価改定の経緯と乖離率

現場で調剤をしていると、上記の医薬品の種類は確かに先発品を希望される方が多いように感じます。その背景に“後発医薬品へ変更することで値段が安くなるメリット”では代えがたい先入観(こだわり・効果)が先発医薬品にはあるためだと感じました。後発率80%を成し遂げるためには、何かしらの国策・制度を上乗せする必要がある気がします。

また、いわゆる「オーソライズド・ジェネリック(AG)」につても記載されており、契約内容によって「AG」薬の定義がことなることが書かれています。厚生労働省としてAG薬の共通解釈を出してもらえると助かります。

議論の中で長期収載品薬価を後発医薬品と同額にすると後発医薬品への置き換え率が減少し、長期収載品市場が成長することで医療費が増加に転じた事例(スペイン事例)が少しだけ記載されており、後発医薬品の推奨はなかなか容易ではないことがうかがえます。
薬価制度の抜本改革(その13)




薬価改定の経緯と乖離率


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