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1型糖尿病患者さんへメトグルコを使用するこで心血管リスク低減 [糖尿病]

1型糖尿病患者さんへメトグルコで心血管リスク低減

第77回米国糖尿病学会において“成人1型糖尿病患者に対する心血管リスク低減を目的としたメトホルミン投与の効果を検証(REMOVAL試験)”が発表されました。
2017年6月11日1型糖尿病とメトホルミン




2016年9月6日1型糖尿病とメトホルミン
1型糖尿病とメトホルミンに関しては2016年9月に英国の大学で8週間という短期間における心血管リスクに関する報告がありました。被験者は20人前後と少ないのですが、心血管リスクを低減することが示唆されておりました。

2017年6月の第77回米国糖尿病学会での“1型糖尿病とメトホルミン”に関する報告は、より規模の大きなデータとなっております。

期間:2011年12月14日~2014年6月24日

被験者:493人(40歳以上)、メトホルミン群:219人、プラセボ群:209人

対象国:オーストラリア、カナダ、デンマーク、オランダ、英国

メトホルミン投与量:1日2回、1回1000mg
2017年6月11日1型糖尿病とメトホルミン




2016年9月6日1型糖尿病とメトホルミン
~結果~
頸動脈内膜中膜肥厚度(cIMT):最大cIMTの進展はメトホルミン群で優位に抑制されたが、平均値としては有意差はありませんでした。

血糖コントロール
HbA1c;治療開始後3か月以内はメトホルミン群で有意な低下(-0.13%)が確認されたが、それ以降の期間では有意差はありませんでした。

インスリン必要量:インスリンの使用量変化に有意差はありませんでした。

体重変化:3年後の結果、メトホルミン群で有意に低下(-1.17kg)

悪玉コレステロール:3年後の結果、メトホルミン群で有意に低下(-5mg/dl)

eGFR:3年後の結果、腎機能が有意に上昇(4ml/分/1.73m2)

早期中止(主に胃腸障害)
メトホルミン群:59例(27%)
プラセボ群:26例(12%)

死亡例
メトホルミン群:5人
プラセボ群:2人
2017年6月11日1型糖尿病とメトホルミン




2016年9月6日1型糖尿病とメトホルミン
3年間という期間での報告ですが、血糖値管理に関してはメトホルミンを使用する有用性はないものの、心血管リスクとなる“体重増加”、“コレステロール増加”、“腎機能低下”に関してはメトホルミンを使用することで予防できる可能性が示唆された結果となっております。



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