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ゼチーアとリピトール(アトーゼット配合錠LD/HD)/ゼチーアとクレストールの配合錠について [抗コレステロール薬]

ゼチーアとリピトール/ゼチーアとクレストールの配合錠について

MSDとバイエル薬品は
ゼチーアとアトルバスタチン(リピトール);(アトーゼット配合錠LD/HD)
ゼチーアとロスバスタチン(クレストール)
の配合剤に関し、日本国内における共同販売契約を行ったことを公開しました。
ゼチーアとスタチンの配合錠




2017年9月にクレストール錠のAG薬が発売
ゼチーアとアトルバスタチンの配合剤(アトーゼット配合錠LD/HD)に関しては2016年11月に製造販売承認申請が行われており、ゼチーアとロスバスタチンに関しては現在臨床試験中とのことです。

ゼチーア錠は2007年に発売が開始され、10年が経過した現在(2017年)でも同類薬が発売されていないという非常に独自性の高い薬です。以前MSDのMRさんに
「なぜ同類薬が発売されないのですか?」と質問をしたところ、

「小腸において選択的にコレステロールトランスポーターを阻害することでの吸収を抑えるという薬物動態を他社がマネできないためです。類似薬よりも後発医薬品が先に発売となりそうです。」

と回答を得た記憶があります。今回の配合錠の承認申請は、まさにゼチーア錠の後発医薬品の発売を前に先手をうって配合錠の発売を印象づけたように感じました。

配合錠のメリットはいくつかありますが、2剤を合わせることで値段が安くなるというのもポイントの一つかと思います。
ゼチーアとスタチンの配合錠




2017年9月にクレストール錠のAG薬が発売

現在ゼチーア錠とクレストール錠をお飲みの患者様の場合、2017年9月にクレストール錠のジェネリック医薬品“ロスバスタチン錠”が発売となりますのでGEへ変更することでクレストール錠の価格は半減します。

ゼチーア錠とロスバスタチン錠の配合剤の薬価がいくらくらいになるかは、ふたをあけてみなければわかりませんが、上位2剤を服用している患者様の中で低価格を希望する方にとって有益となる医薬品を選定することが薬局の一つの仕事なのかもしれません。

今回のゼチーア配合錠のように先発メーカーが配合錠を発売することでジェネリック医薬品へ流れてしまう市場シェアを防いでいる薬としては

・コンプラビン配合錠(プラビックスとバイアスピリン)
・タケルダ配合錠(タケプロンとバイアスピリン)
・ソニアス配合錠(アクトスとアマリール)

などが頭に浮かびます。ある意味ですが、配合錠とは「先発メーカーによる医療費抑制対策」と考えることもできます。患者様の負担金が減額する同時に服用する錠数が減るわけですからメリットと考えられます。
ゼチーアとスタチンの配合錠




2017年9月にクレストール錠のAG薬が発売

“代替調剤の一環として、薬局で配合錠へ変更できるルール“はありませんが、患者様の健康状態を維持したまま医療費を抑制する方法の一つとしては、なくはないかなぁと感じました。




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