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オルメテックとクレストールのAG薬を2017年9月中旬に発売する第一三共エスファの戦略 [後発医薬品]

オルメテックとクレストールのAG薬を2017年9月中旬に発売する第一三共エスファの戦略

2017年6月16日、ミカルディス錠やミコンビ配合錠のジェネリック医薬品が薬価収載され、一斉に発売開始となりました。同じタイミングでオルメテックOD錠とクレストール錠のジェネリック医薬品も薬価収載されましたが、この2銘柄のジェネリック医薬品は2017年9月(薬価収載から3か月後)と予想されています。

オルメテックOD錠およびクレストール錠のAG薬のライセンスを獲得したのは第一三共エスファです。

オルメテックOD錠5mgの薬価:31.5円
オルメテックOD錠10mgの薬価:59.3円
オルメテックOD錠20mgの薬価:112.8円
オルメテックOD錠40mgの薬価171.5円
クレストール2.5mgの薬価:63.1円
クレストール5mgの薬価:121.3円

オルメサルタンOD錠5mg「DSEP」の薬価:15.6円
オルメサルタンOD錠10mg「DSEP」の薬価:29.6円
オルメサルタンOD錠20mg「DSEP」の薬価:56.4円
オルメサルタンOD錠40mg「DSEP」の薬価:84.6円
ロスバスタチン錠2.5mg「DSEP」の薬価:31.6円
ロスバスタチン錠5mg「DSEP」の薬価:60.7円
2016年6月に薬価収載され9月に販売開始となったモンテルカストAG薬について




「医療用医薬品の薬価基準収載等に係る取り扱い」について

ジェネリック医薬品を発売するメーカーは1社ですので、ルール上、その薬価は先発品の半額となります。発売されるのはAG薬ですので先発医薬品と同一製剤となります。第一三共エスファが上記2銘柄について、薬価収載の3か月後に発売を開始する理由は以下のルールによるものと思われます。

「医療用医薬品の薬価基準収載等に係る取り扱い」という資料によると、
~薬価基準収載品目の供給について~
①新薬収載希望者は、その製造販売する医療用医薬品が薬価基準に収載された場合は、特にやむを得ない正当な理由がある場合を除き、その収載された日から3ヶ月以内に製造販売して、当該医薬品の医療機関等への供給を開始するとともに、継続して供給するものとする。

オルメサルタンOD錠とロスバスタチン錠は2017年6月16日に薬価収載されましたので、その3か月後までには安定供給に努めなければならない義務があります。AG薬の販売が開始されると、先発品の売り上げはどんどん低下していきます。AG薬の薬価は先発品の半額ですので、少しでもAG薬の発売時期を遅らせることが製薬会社(先発メーカー)の利益につながります。これらの理由により6月薬価収載、9月発売開始という措置がなされるものと推測します。

2017年9月中旬に第一三共エスファがオルメサルタンOD錠「DESP」/ロスバスタチン錠「DSEP」を発売するわけですが、その約3ヶ月後(2017年12月)には他社から一斉にオルメサルタン/ロスバスタチンが発売される見通しです。「先行発売のAG薬は売れる」という過去の実績を参考にすると、オルメテック/クレストールのGE市場は第一三共エスファがある程度のシェアを占めることが予想されます。
薬価収載後3か月以内に販売を開始しなければならないルール「医療用医薬品の薬価基準収載等に係る取扱いについて」




後発医薬品の選定基準・採用基準について

各医療機関がAG薬を採用するか、その他のメーカーの製剤を採用するかに関しては、製剤の特徴/バラ錠の有無/品質/流通/外観/値引き率などの各種ポイントを検討しながら総合的に選定されるものと思われます。



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