So-net無料ブログ作成
検索選択

院外処方から院内処方へ移行する病院の例 [医療ニュース]

院外処方から院内処方へ移行する病院の例

2016年5月6日 関西医科大学総合医療センターは、外来患者さんに対する院外処方を原則院内処方へ変更する方針を公開しました。

院内処方へ変更した理由としては、患者さん負担軽減や利便性、病院全体の評価を高めることを理由にあげています。外来処方箋を希望する患者さんを除いては原則院内処方箋とした結果、100%近かった院外処方せんが現在は40%台へと減少しています。

院内処方箋へ移行するにあたる設備投資としては、外来調剤要因として、薬剤師を11人採用し、同時に8人の患者さんに対応できる「お薬渡し窓口」を設置しています。処方オーダー後、最短20~30分で薬を受け取れるような設備投資がなされているようです。

人件費や設備投資などを考慮すると、院内処方50%台の現状では、人件費による支出が収益を上回っているようです。しかし、長期的視点から院内処方率の上昇を見越して、院内処方へ踏み切ったようです。
院内処方と院外処方で患者さんが支払う金額の違い(内閣府への提出資料)




関西医大総合医療センターが院外処方せんの全面発行中止に関する報道
関西医大総合医療センターと京阪電車滝井駅とを結ぶ100m以内の道路沿いには7軒の薬局が立ち並んでいます。いわゆる大病院前の薬局隣接状態です。外来処方箋発行率が半減以下にまで減少している現在では、門前薬局の立ち回りは非常に難しくなっているのかもしれません。

これまで1日700枚の処方箋が院外処方せんとして発行されていた状況が、現在では40%台半ばまで減少してますので、300枚程度まで外来処方箋発行枚数が減少していることになります。それに伴い、門前薬局の収入は厳しい状況が想定されます。

関西医大総合医療センター前の環境に関しては、2015年5月の規制改革会議にて塩崎厚生労働大臣が言った「病院前の景色が変わる」という表現が現実化するかもしれません。

関西医大総合医療センターの院内処方率と、それによる長期的な収益、患者さんからの評価内容など、院内処方へ移行したことによる評価には注目が集まるかと思います。

コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康
にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
にほんブログ村