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WHOがジカ熱の感染確認を公表 [医療ニュース]

WHOがジカ熱の感染確認を公表

2016年1月30日、WHOが中南米にある24の国と地域でジカ熱の感染が広範囲に拡大していることを公表しました。私にとっては耳慣れない疾患でしたので調べてみました。

ジカ熱
・ジカウイルス(Zika virus)が蚊によって媒介されて発症します。
・自覚症状:発熱(38℃台)、関節痛、結膜充血、皮疹が高頻度で発症します
・4~7日間は症状が持続します。
・日本人の感染症例によると、2週間程度で皮疹、眼球結膜などの症状が消退するようです。
・海外の感染症例によると、死亡例、入院例、出血性合併症例はありません。
・海外の感染症例では、ポリネシアにおけるアウトブレイク時にギラン・バレー症候群を合併した例が報告されています。
・性感染による報告が1件あがっています。理論的には移植や輸血でも感染します。
・一般的な感染ルートは蚊を媒介とした感染です。
ジカ熱に感染した症例(国立感染症研究所)




小頭症とジカ熱の関連について

対策
中南米・アフリカ・東南アジア・西太平洋特定地域(ポリネシア・ミクロネシアなど)へ渡航する際は長袖のシャツを着て蚊に刺されないように注意します。就寝時には蚊帳(かや)をはって寝るよう心がけます。

妊婦とジカ熱
コロンビアの国立衛生研究所の発表によると女性の感染者数が多く63.6%を占めています。ジカ熱の症状自体は軽症なものの、妊婦が感染した場合、胎児の頭部と脳が通常よりも小さくなる先天異常の小頭症を発症するリスクが増す可能性があると報じています。ジカ熱がこれほど拡大する前(一昨年)の小頭症患者数が163例だったのに対し、流行感染が確認された昨年以降の小頭症の症例数は3718例にまで上昇しています。因果関係が解明されてはおりませんが、コロンビア政府の見解では今年だけで60万人のジカ熱患者、500例の小頭症発症を予測しており妊娠を避けるよう公表しています。

ジカウイルスと小頭症
小頭症の発症例数がジカ熱流行地域で増大していることが確認されています。また小頭症による死産した胎児や羊水からジカウイルスが検出されていることから関連している可能性が高いと考えられています。ジカウイルスに限らず、風疹やサイトメガロウイルスは細胞分裂が盛んな細胞に入り込み増殖を繰り返します。妊娠初期の胎児の脳細胞はまさに最良の宿主であることが示唆されます。ただ、はっきりとした原因解明には至っておりません。2013年末からジカウイルスが胎児におよぼす影響についての研究が開始され、現在調査中のようです。

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