So-net無料ブログ作成
検索選択

2017年7月スイッチOTC薬の候補となったモービック錠(NSAIDS)について [スイッチOTC]

2017年7月スイッチOTC薬の候補となったモービック錠(NSAIDS)について

2017年7月26日、厚生労働省は“医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議”を行い、スイッチOTC薬への要望が上がっていた5成分の中から、4成分を妥当と判断し、11月15日に開催予定となっている会議にて、再度その妥当性を確認することを決めました。
医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議




メロキシカム(モービック錠)の作用・効果・COX-2選択制について
候補として上がっていた5成分
・レボノルゲストレル(緊急避妊薬)
・ヒアルロンサンナトリウム点眼液(ドライアイ治療薬)
・レバミピド錠(胃粘膜修復剤)
・メロキシカム錠(長時間型NSAIDS)
・フルチカゾンプロピオン酸エステル(抗アレルギー剤の点鼻薬)

上記5成分の中からレボノルゲストレルは「不可」と判断されました。それ以外の4成分については11月の会議を経て一般用医薬品へ転用するかどうかが審議されます。

・ヒアルロンサンナトリウム点眼液(ヒアレイン点眼薬)
市販されているOTCの点眼薬に、添加物としてヒアルロンサンナトリウムを含有している製品はいくつかありますが、主成分としてヒアルロンサンナトリウム濃度0.1%としている製品はありません。ドライアイで病院に通われている方には良いかもしれません。

・レバミピド錠(ムコスタ錠)
胃粘膜保護剤です。すでに同類薬のセルべックスがセルベールという名称でOTC販売されています。

フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルナーゼ点鼻液)
ステロイド含有点鼻液です。すでに3成分がステロイド含有点鼻液として発売されています。
医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議




メロキシカム(モービック錠)の作用・効果・COX-2選択制について

・メロキシカム錠(モービック錠)
ロキソニンやイブプロフェン、アスピリンなどと同類のNSAIDSです。メロキシカム錠は長時間型かつ多少COX2選択的な阻害作用という特徴があります。

メロキシカム(モービック錠)の特徴

・COX-1に比べてCOX-2へ3~12倍の選択制を示す。
(ボルタレンはCOX-2に比べてCOX-1への選択制が2倍ほど高い)

・ボルタレンやインドメタシンより低用量で抗炎症作用を示す。

・メロキシカム:Tmaxは5.2時間、T1/2は18.7時間

・メロキシカム服用後の胃粘膜障害作用はインドメタシンおよびボルタレンを服用したときと同程度

・メロキシカムによる血小板凝集抑制作用はプロセボ投与群と比べて有意差なし

・メロキシカム10mg1日1回服用群とボルタレン錠25mg1日3回毎食後に1錠を服用した群を比較したところ中等度以上の改善において両群の有効性は同等であった

・メロキシカム10mg1日1回服用群とボルタレンSR100mg/日群を比較したデータでも両群の有効性は同等であった

・消化器有害事象の発現頻度はメロキシカムが有意に低かった

メロキシカム(モービック錠)がOTC発売された場合に注意すべきことは、メロキシカム錠はTmaxが5.2時間と長いため即効性は期待できない薬であることを説明すべきです。慢性疼痛で苦しんでいる方へ“毎日飲む薬ですよ”と声掛けしながら販売する薬だと思います。

鎮痛作用に関しては10mgを服用すればボルタレン錠/SRカプセル服用群と同程度の効果が期待でき、消化器有害事象を低くおさえることができる薬であることがわかりました。
医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議




メロキシカム(モービック錠)の作用・効果・COX-2選択制について


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
にほんブログ村