So-net無料ブログ作成
検索選択

ステロイド含有シャンプー剤“コムクロシャンプー”が新医薬品として承認 [乾癬]

ステロイド含有シャンプー剤“コムクロシャンプー”が新医薬品として承認

平成29年3月30日 厚生労働省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課より新医薬品として承認された医薬品リストが公開されました。
H29年3月30日新医薬品承認リスト




シャンプーに使用される界面活性剤リスト
そのリストの中に医療用医薬品としては初めてのステロイド含有シャンプー剤
「コムクロシャンプー0.05%」が新医薬品として承認されました。

コムクロシャンプーの含有成分を確認してみると、主成分はストロンゲストのステロイド製剤であるデルモベート(クロベタゾールプロピオン酸エステル)と同一成分・濃度であることがわかります。

次に添加物を確認してみると

・ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
ラウレス硫酸ナトリウムとも呼ばれており、一般的に流通しているシャンプーに含まれている陰イオン界面活性剤

・ヤシ油アルキルベタイン液
ココベタインとも呼ばれており、両性合成界面活性剤。両性であるため帯電防止効果あり

・塩化O-ヒドロキシエチルセルロース
食物繊維由来の化合物、粘性調節剤、毛髪の被膜形成剤として使用される

添加物は一般的なシャンプー剤と変わらないようです。

~コムクロシャンプーの具体的な使用方法~

・1日1回、乾いた頭皮の患部に塗る。使用量の目安はおおよそ500円玉3枚分で頭皮全体にぬることができます
(髪が濡れていると、お薬が垂れて目に入ることがあるため乾いた頭皮にぬる)

・患部に塗り終わったら、爪を立てずに穏やかに患部に馴染ませます
(浴室の外、中どちらで行っても構わない)

・塗り終わったら、手をよく洗います

・患部にぬってから15分間そのまま待ちます
(お薬が目やまぶたについたら、よく洗い流すこと、シャワーキャップなどで頭皮全体を覆ってはいけない)

・15分経過後はお湯または水をかけて爪を立てずにやさしくよく泡立てます
(ゴシゴシ洗うと乾癬が悪化するためやさしく洗う)

・流し残しのないように頭皮・手・全身を十分に洗い流します

・コムクロシャンプーは頭皮を洗う薬であるため、コムクロシャンプーを使用後に髪のお手入れのために追加でほかのシャンプー・リンスなどを使用しても構いません。
乾癬治療薬チガソンカプセルについて




尋常性乾癬とオキサロール軟膏の効果について

~尋常性乾癬に対する臨床成績~

日本人の頭部の尋常性乾癬患者さん157人を対象にコムクロシャンプー又はプラセボを1日1回4週間使用した時の臨床データでは

○尋常性乾癬の主な症状(紅斑、浸潤、肥厚、鱗屑)の重症度及び頭部面積に対する病変面積の指標が75%以上改善した患者割合(PSSI75達成率)は

コムクロシャンプー群:29.5%(23/78例)
プラセボ群:7.6%(6/79例)

○投与4週間後、コムクロシャンプーを使用したことで尋常性乾癬が「消失」又は「ほぼ消失」と判定(治療成功)された被験者の割合は

コムクロシャンプー群:11.5%(9/78例)
プラセボ群:2.5%(2/79例)

○投与4週間後の尋常性乾癬の病変面積割合の最小二乗平均

コムクロシャンプー群:48.8%
プラセボ群:61.2%

~コムクロシャンプーについての使用感~
頭皮への塗りやすさ、15分待つこと、通常のシャンプーとの比較といった評価ポイントでは特に使用上の不具合は見られないようですが、
「髪を管理(手入れ、セット)しやすくなった」という項目で評価が低い(手入れ、セットしにくい)という結果となっています。
H29年3月30日新医薬品承認リスト




シャンプーに使用される界面活性剤リスト

コムクロシャンプーは頭皮治療薬ですので、髪の毛の手入れに関しては通常のシャンプー、リンス、トリートメントなどを追加で使用するのがいいのかもしれません。コムクロシャンプーはボトル1本125mlを含有するシャンプー剤ですので、例えば女性が髪全体を洗髪するために使用してしまうと、あっというまに無くなってしまいます。

使用量や使用方法については初回お薬をお渡しする際に具体的にお伝えする必要がある製剤だと感じました。


コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
にほんブログ村