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2.降圧剤Do処方が続く患者さんへの投薬と薬歴 [薬歴]

2.降圧剤Do処方が続く患者さんへの投薬と薬歴

~Do処方の患者さんには副作用とその対応を知ってもらう~

現在、薬は1億6000種類ほどあります。頻度や症状は千差万別ですが、使用すると何かしらの副作用は起こりえます。ほとんどの内服薬に共通して起こりうる副作用で言えば消化器症状(食欲不振、便秘、下痢)と肝機能障害がありますが、これは薬に限った話ではなく、口から何かを食べれば消化器を通過して小腸から吸収された成分が肝臓を通って代謝されるため、おこりうる症状と言えます。
副作用に関する安定した知識を蓄え続ける作業として、私は多くの薬剤に共通する副作用の収集が投薬および薬歴業務を続けるにあたり凡庸性があると考えました。そこで薬を大まかな分類に分けて共通する副作用について薬歴記載内容をいくつか検討しました。

1:降圧剤(Ca拮抗剤、ARB、ACE阻害剤、利尿剤、β遮断薬、α遮断薬)をお渡しした時に伝えるべき(薬歴に記載するべき)内容

・静止姿勢から動き出すときなどに一時的な「めまい・ふらつき」を感じることがあるかもしれあません。その際は一度安静にして症状が改善してから行動してください。

・座位から立ち上がる時に「めまい・ふらつき」を感じることがあるかもしれません。下肢に血流が貯まることによる一時的な症状の可能性がりますので、その際はその場でゆっくり足踏みをすることで血流改善をはかりましょう。

・長期間飲み続けている人の中に頭痛・頭重感・ほてりなどの自覚症状を感じる方が稀におります。血管を開いて血圧を下げるという降圧剤の効き目により生じる可能性がゼロではないので、慢性的に続く場合は一度先生に相談してみましょう。

・長期間飲み続けている人の中に動悸・頻脈・徐脈などの自覚症状を感じる方が稀におります。多くの場合は、生活スタイルや食事の影響による一時的な症状で治まるようですが、頻度が多い場合は薬の効きすぎの可能性もありますので一度先生に相談してみましょう。

・長時間飲み続けている人の中には日中に眠気を感じる人や、逆に夜眠れなくなる人が稀におります。睡眠状況は加齢や日常の生活スタイルが関係してくる問題なので、一概にこの薬が原因とはいえませんが、気になる場合は一度相談してみましょう。

・定期的に採血検査をしていれば問題ないのですが、しばらく検査をしていない患者さんの場合、つかれやすさ、食欲低下、飲酒量の低下、皮膚の痒みなどの症状を慢性的に感じることがあれば早めに先生に相談しましょう。(肝機能障害の前兆を確認する目的です)

・長期間飲み続けている人の中に便秘・口の渇き・食欲不振などの自覚症状を感じる方が稀におります。降圧剤の働きで体内水分のバランスや電解質の移行性がかわることによる症状の可能性があります。こまめな水分補給で改善する方もおりますが、それでも症状が変わらない場合は一度先生に相談しましょう。

・頻度はさまざまですが、お薬を使用すると発疹かゆみなどの皮膚トラブルが生じる可能性がゼロではありません。特に変わった食べ物を食べたなどの心当たりがないのにも関わらず、急な発疹痒みを感じることがあれば一度皮膚科を受診しましょう。その際は現在飲んでいる薬について皮膚科医に伝えましょう。

薬を飲んでいる患者さんの健康被害を未然に防ぐことを目的として、患者さんの中の薬識を少しでも増やしてもらいたいという思いと、健康に対する疑問に気づくことができるようにという思いを込めて上記内容を記しました。

私は電子薬歴を使用しているので文章登録機能や、Windowsの単語登録機能を利用して上記文章の要点を登録して薬歴の一部に組み込んでいます。

さらに追記する場合は
CCB:歯肉炎
ARB、ACE-I:むくみ、倦怠感
利尿剤:排尿状況、頻度のチェック
β遮断薬:ぜんそくなどの疾患禁忌がないかどうか確認
などを気づいたときに加えながら投薬・薬歴の充実をはかります。

次回は、貼り薬(シップ剤)のみが処方されている患者さんについての薬歴を考察します




貼り薬だけがDo処方で続く患者さんへの薬歴記載内容について

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